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  連載コラム  『 ケロウナからのメッセージ 』

ワーホリは期待と夢が交錯しながら、同時に不安や悩みもあるはず。 カナダにワーホリで行ったからといって、毎日が夢のような楽しい日々 が繰り返されるはずはありません。 楽しい情報は、どこのサイトにも載っています。 でも、そうじゃない情報を、ここであえてお伝えすることで、皆さんの 精神的な事前準備に役立ててもらえればうれしいです。(筆者滝沢氏より)

★ 第1回 (2002-7-17 UP)

  ワーホリに向かう多くの人々の動機は様々ですが、その中でとても多い理由が、「海外で英語を学びたい」、「海外でホームステイしたい」、「海外で仕事をしたい」、の3つです。一見するとまともな動機のようですが、日々多くのワーホリ希望者、予定者の皆さんと接触するうちに、第三者的な見方から、あまりにも金太郎アメだなあ、と感じてしまうのは恐らく私だけではないと思います。
  「海外で英語を学んだり、仕事をしたいという目的のどこが悪い!」と憤慨される方もいるかもしれませんが、悪いと言っているのではありません。決して悪い訳ではありませんし、間違っているとも思えません。でも、夢が無さ過ぎるし、面白く無さ過ぎます。だって他のワーホリと同じ目的、同じ夢、同じ希望だということですから、ちっとも自分らしく無い、オリジナリティーの無い発想だからです。これを切っても切っても、同じ顔が出てくる金太郎アメ人間と言いまして、とてもつまらない、魅力の無い人間の発想方法、思考回路なのです。あなた自身はどうですか? 金太郎アメになっていませんか?

ケロウナ風景1   英語を学んだりホームステイすることが目的の大半を占めるようなら、観光ビザで行っても同じ事が出来る訳で、現実にそうした方々はカナダ全土にたくさんいます。仕事をするっていっても職種は限定されますし、所詮は低い労働賃金を時間給という形でしかもらえないですから、働いて生活していける等と考えたら、即座に壁にぶつかります。働いてお金を貯めたり、生活するためなら日本で働いていたほうがずっとマシです。日本で一生懸命働いて、駅前留学しながら地域の国際交流の一環に加わり、日本在住の外国人と接したほうが、よっぽど効率が良く、将来的な効果もあるはずです。
  それではワーホリビザの価値って何か、ということになると、カナダでしか出来ないことの可能性に賭けることだと思います。そこには不安もあるでしょうが、同時に先に広がる夢や希望もあるはずです。それが実現できる保証はありませんが、もし実現できた時の喜びは一生の財産になるものです。不安定で先が見えないからこそ面白いのです。だからチャレンジする価値があるのです。チャレンジする勇気の無い人は、ワーホリなんで辞めて、観光ビザでホームステイしたり、現地の英語学校に通った方がよっぽど効果的です。不安にならずに済むからです。
  ところがインターネットの発達により、ワーホリの安易なパターンが意味もなく一人歩きし、それをいかにも正しい情報だと錯覚する人が実に多いことは悲しいことです。インターネットで知ったことが、価値ある情報だと勘違いしていませんか?

  これからワーホリを目指す皆さんに、本当の意味でのワーホリ、その目的意義に気付いてもらえることを前提に、このコーナーでは、あえて厳しい提言を続けて行きたいと考えております。嫌な話や恐い話も数多く出てくると思います。それらもワーホリを目指す上で、知っておいた方が良いと思うからです。

  ワーホリでカナダに行けば、1年間365日、毎日が夢のような楽しい日々が待っている!と信じている方、期待している方がいたとしたら、はっきり言いましょう・・・「そんなバカなことはあり得ない」と。
  皆さんが現在、日本で生活する中で、楽しい日々って年間で何日ありますか? 辛い日は何日? 嫌な日は何日? 自分に問いかけてみてください。楽しい日は年間の3分の1、嫌な日も同じくらい、あとは平凡な普通の日かな? というような割合になると思います。カナダにワーホリで行ったからと言って、この割合が変わることはあり得ません。何故なら旅行と違って生活するのですから、楽しい日々ばかりが続く訳ないのです。それを覚悟することが実はワーホリにとって一番大切なことなのです。

※上の写真はカナダBC州ケロウナ市 オカナガン湖の遊歩道。
初夏の夕陽を受けて緑が一瞬、黄金色に変わる時

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筆者・滝沢修さんのプロフィール
1967年生まれ長野県出身
1991年5月 ワーホリでカナダへ渡る(12ヶ月間放浪)
1998年7月 OGT Canada Enterprise Ltd,をケロウナ市に設立
1999年3月 カナダ・ケロウナ市へ移住
2000年4月 【わいん@カナダ】を設立(カナダ産ワインWEB販売)

滝沢修さんへのメールはこちらのアドレスへ:takizawa@whma.jp


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