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  連載コラム  『 ケロウナからのメッセージ 』

ワーホリは期待と夢が交錯しながら、同時に不安や悩みもあるはず。 カナダにワーホリで行ったからといって、毎日が夢のような楽しい日々 が繰り返されるはずはありません。 楽しい情報は、どこのサイトにも載っています。 でも、そうじゃない情報を、ここであえてお伝えすることで、皆さんの 精神的な事前準備に役立ててもらえればうれしいです。(筆者滝沢氏より)

★ 第5回 (2003-3-11 UP)

第5回 カナダ・ケロウナより

ブッシュ大統領の強硬路線がイラクや北朝鮮を相手に、今後、どのような展開になっていくのか、目が離せない日が続いています。世界的に反戦運動が高まる中、それでも戦争をしたい国が存在するというのは悲しいことです。いくら対テロ作戦と飾り立てても、所詮は戦争を正当化するための言い訳に過ぎません。
これからワーホリでカナダに旅立つ方々は、こうした荒波の国際社会の中に自ら飛び込もうと言うわけですから、その覚悟は素晴らしいと思います。私がワーホリに行った当時は、日本がバブル経済に酔っていた時代ですから、当時の日本国内の気楽さを背景にしたカナダへのワーホリ出発でした。それを思いますと、今年のワーホリに向かう方は、かなり複雑な心境や不安が交錯しているのだろうと察します。
ケロウナ風景 既に今年のワーホリ行きを決意し、具体的な日程も決めている方々にとっては、もう後戻り出来ない心境でしょうから、世の中がどうなっていこうとも、自分の夢に向かってチャレンジしてほしいと思います。今現在、そしてこれからどんな世界情勢に変わっていくのか?ということを、カナダという外国の国から眺めてみるということも、決して無駄にはならないと思います。
ワーホリの目的は人それぞれ様々ですが、仕事や英語学習、ホームステイや旅行に加えて、自分なりの目でこれからの国際社会はどうなる?ということを見つめることができれば良いのではないかと、最近思います。
イラク問題が緊迫を増す中、イギリスの次にアメリカ支持の姿勢をとり続けている現在の日本政府の姿勢について、私も友人知人のカナダ人から、「どうして?」と質問をされる機会が増えてきました。戦争はいけない。殺戮は繰り返すべきではない。でも、現実はどうか? 日本政府はこのままアメリカ支持を遂行するのかもしれない。そうした観点から、カナダの人々から、「どうして日本はアメリカに協力するの?」と聞かれたら、皆さんはどう答えるでしょうか? カナダ人に聞かれたら、当然英語で答えるのですが、「それじゃあ、英語力を身につけなくては!」というんじゃなくて、ここで大切なのは瞬間的な語学力ではなく、それぞれの問題に対する自分の考え方や価値観を持つということです。それがしっかりしていれば、いくら英語が上手でも、自分の考えを相手に伝えることができません。おそらく皆さんがカナダで出逢う人々から、このイラク問題に限らず、「あなたの考えを聞かせて」と言われることが多々あるはずです。間違っているとか、正解、ということはありません。自分の考え方を自分の言葉で伝えるのです。これがコミニュケーションというもので、カナダ人の多くが求めてくるものです。今回のイラク問題は、一つのケーススタディですが、これに付随する国際的なテーマは他にもたくさんあります。環境、自然、教育など、多岐に渡ります。もし、カナダ人に聞かれたときに、「I don't know」だけでにならないように、今からしっかり身につけて頂きたいと思います。

《上の写真の説明》
*市街地から車で5分も走ると、ご覧のような 牧歌的な風景が広がり出します。広大なカナダ らしく、こうした風景を日常的に楽しむことが 出来るのも、カナダの良いところです
 ⇒拡大写真

前回のコラムはこちら


筆者・滝沢修さんのプロフィール
1967年生まれ長野県出身
1991年5月 ワーホリでカナダへ渡る(12ヶ月間放浪)
1998年7月 OGT Canada Enterprise Ltd,をケロウナ市に設立
1999年3月 カナダ・ケロウナ市へ移住
2000年4月 【わいん@カナダ】を設立(カナダ産ワインWEB販売)

滝沢修さんへのメールはこちらのアドレスへ:takizawa@whma.jp


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