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連載コラム 『 ケロウナからのメッセージ 』
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ワーホリは期待と夢が交錯しながら、同時に不安や悩みもあるはず。
カナダにワーホリで行ったからといって、毎日が夢のような楽しい日々
が繰り返されるはずはありません。
楽しい情報は、どこのサイトにも載っています。
でも、そうじゃない情報を、ここであえてお伝えすることで、皆さんの
精神的な事前準備に役立ててもらえればうれしいです。(筆者滝沢氏より)
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★ 第7回 (2003-5-12 UP)
日本ではSARSについて、連日のニュースで伝えられています。私もインターネットで日本のテレビ局のニュース番組を観ていますが、率直に感じるのは、「大げさに騒ぎすぎじゃないかな・・・?」と。
ただ、決して軽率に考えている訳ではありませんので、その点はご理解頂くとして、それでは現地カナダではどうなの? と言いますと、日本のニュースで騒がれているようなことは無いと言って良いかもしれません。少なくともBC州のケロウナという町で生活している私にとっては、何ら変わりのない平和な生活です。
実際に私も4月始めにカナダ〜日本を往復していますし、4月だけで日本から6組のお客様がそれぞれの日程でカナダ・ケロウナに来られました。空港、飛行機の中、いろいろと心配はしていたものの、カナダに到着してみると、「あれえ〜〜」というくらい普通なので、皆さん大変驚かれたというのが共通した感想でした。
それではカナダ人はどう思っているのか? と興味深く、数名のカナダ人の知人に、このSARSの問題について聞いてみました。皆さん、見識のある立派な大人ですから、様々な意見を聞かせてもらいましたが、中でも印象的な言葉を挙げてみますと、
「毎年、カナダではインフルエンザで約1200名が死亡する。と言っても、風邪で死亡するのは抵抗力の無い高齢者ばかりで、感染率と死亡率から言えば、SARSに対して必要以上に騒いでも意味がない。」
「トロントでは、2週間の間にSARSで20名が死亡した。悲しいことだ。シカゴやロサンゼルスでは、2週間の間に何十名の市民が殺人事件に巻き込まれている。こちらの方がもっと悲しいことだ。」
「カナダは衛生に関しては世界一と言って良いほど進んでいる。そのカナダと、お世辞にも衛生状態が良くない中国とを一緒にされては困る。」
「日本のメディアが、何故、そんなにSARSに関してパニックになるほど不安がっているのか? 私には理解できない。」
「SARSが原因でカナダに来る日本人旅行者が減っているって?日本人はSARSを怖がって楽しい海外旅行を止めるのかい?私なら少なくともSARSを理由に旅行を止める気にはなれないね。」
かなりの意識の差があるようです。彼らは決して、ふざけたり冷やかしで言っているのではありません。それよりも、日本のニュースでそこまで騒がれていることに、大変驚いていました。また、「それじゃ、日本でSARSの死亡者は出たのかい?」 と聞かれ、「いや、まだ確実な発症例は無い。」と答えると、その人は大笑いして「SARS騒ぎから何週間経ったんだい? 我々カナダ人は普通に生活しているのに、日本人はまだ怖がっている事が不思議だ?」と。
私もいたずらに、「大丈夫です」と言うつもりは無いのですが、これからカナダに来られる予定の方は、あまり神経質になる必要は無いと思います。少なくとも日本のニュースが伝えることをそのまま鵜呑みにして、中国の感染状況とカナダが同じレベルでの危険性があると考えることは無いと思います。
《上の写真の説明》
*ゴールデンウィークに家族旅行でケロウナに来られた
皆さんと、オカナガン湖畔のキャンプ場でバーベキューを
楽しんだときの風景です。
⇒拡大写真
前回のコラムはこちら

筆者・滝沢修さんのプロフィール
1967年生まれ長野県出身
1991年5月 ワーホリでカナダへ渡る(12ヶ月間放浪)
1998年7月 OGT Canada Enterprise Ltd,をケロウナ市に設立
1999年3月 カナダ・ケロウナ市へ移住
2000年4月 【わいん@カナダ】を設立(カナダ産ワインWEB販売)
滝沢修さんへのメールはこちらのアドレスへ:takizawa@whma.jp
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